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2011年11月20日日曜日

11月20日

Tさんとお子さんです。御夫婦で練習に参加されているのですが
この時間帯はお子さんのお世話は旦那さんが担当の様子。

私の子供達も、丁度これくらいの頃から道場にお邪魔していたのですが
最初は大人たちが大きな音で暴れている音に怯えてこんな感じで親の
懐に逃げ込んでいたなあ、と懐かしく思い出します。

さて、大手のテクノロジー企業で研究者として活躍中のTさん。
職業人としては私には想像も出来ない洗練された世界レベルで
戦っておられるのだと思います。

しかし道場では、それとは正反対。所謂フルコンタクトスタイルの、
体の痛みを厭わぬ激しい練習が大好きなタフファイターでもあります。

そんなTさんとお子さんを拝見していて。「ああ、こんな一面をお持ちだったんだなあ」と
とても暖かい気持ちを頂いています。

「子供の誕生日は」「親(という新しい生き物)の
誕生日でもある」というお言葉を、自分自身の子供の誕生に合わせて頂いた事があります。

そのときはよくわからなかったのですが、今まで見ていた同じもの対してに、新しい環境が付加されることであたかも新しい人格が生まれたかのように、まったく違う見方が出来るようになる。ということだったのだなと、今になって気が付きます。

Tさんがどうお感じになっていらっしゃるかは未だ直接お聞きしたことは無いのですが、きっと今までの自分とは違う少林寺拳法への取り組み方を見出していらっしゃるのではないかと思います。

生涯スポーツとしての少林寺拳法を考えた場合、仲間達のそういった変化について共有し、さらに次へつなげていけるということはとても貴重で、幸せなことであるなあと思います。


2011年11月16日水曜日

11月15日

「年末の納会へ向けて、頭を捻る大人達の図」です。

納会とは言え、一日がかりで稽古と比較的大掛かりな
パーティーをやるため、意外に大変です。こういう方達に
支えられて楽しませて頂けます。いつも有難うございます。


2011年11月13日日曜日

11月12日


今日の少年部の練習は、先日行われた昇級審査の振り返りです。

受験者は全員合格となったのですが、先生からは皆に伝えたい事が
おありだった様子。技術もさることながら、昇級に取り組む「心」の問題です。
皆、真剣な顔で聞いていました。先生の気持ち、きっと届いたと思います。



その後は、昇級して帯が変わる拳士への新しい帯の授与。

個人のセンスでトレーニングウェアが変えられるスポーツと異なり
基本的には同じ道着で練習をする少林寺拳法にとっては、数少ない
自分の変化を感じられる瞬間です。自分自身も白帯→茶帯→黒帯
と帯の色が変わったときの事はとてもよく覚えています。

武道の世界において、今では比較的良く見かける、この「色帯」(黄色、緑、茶色、等)
ですがその起源は良くわかりません。そもそも白帯→黒帯というのも柔道の先生が
はじめられた(嘉納先生ですかね?)とお聞きした事があるのですが、私は寡聞にして
正確な事は良く存じません。

伺うところによると、ある流派の空手では、海外に雄飛された先生が、外国人のお弟子
さんを育てる際に、白帯から黒帯までの長い修行期間に耐え切れない生徒が続出。
少しづつでも進歩している自分を確かめさせてあげるためにこういったシステムを開発された、
ということをお聞きしたこともあります。

肝心の少林寺拳法において、いつ頃から色帯が用いられるようになったのか、改めて
調べてみなければいけないと反省しつつ、、個人的にこのシステムは大いに優れた点を
有していると感じます。

特に少年部の拳士達は本当にうれしそうです。 もちろん親御さんのサポートがあって
初めて続けられる少林寺拳法ですが、昇級に関しては本人達が努力して勝ち得たもの。
誇りにしていいですよね。



もう一つ、昇級試験の度に先生が少年拳士達に話しかける言葉。

「おめでとう、でも自分がこうやって合格できた後ろにお父さんやお母さんが居る事を
忘れてはいけない。だから帰ったら先ずお父さんやお母さんに報告とお礼を言いなさい」

手にしてとても嬉しいものだからその後ろにあるありがたさがわかるということもきっと
あるんだと思います。

・・・・・・・さて、問題は新しい帯を手にした子供達、意気揚々と新しい帯を締めているのですが
5分たっても戻ってきません。新しい帯はとっても「硬い」んです。見かねた上級生達が救援に向かっていました。なんともほのぼのとした光景でした。




2011年11月10日木曜日

11月10日

本日は番外編。 普段は各地域で個別に練習を行っている東京都の近隣支部が
いくつかまとまって月に一度、合同で練習を行い、併せて黒帯(有段者)
までの級拳士が昇級するための試験を行う「合同練習・昇級試験」
の記録です。

そうはいいながら勝手知ったる仲間達ではあるのですが、高段者の先生・
重鎮の先生方が門下生を引き連れて参加される中、運営局たる我々は
常に少し緊張しながら
参加させて頂いています。

ただ、普段はもっともっとアットホームな雰囲気で練習している環境で
月に一度とは言えまったく知らない顔が集まり(でも同じ少林寺拳法を練習している仲間)
少しづつ仲良くなっていく過程は、まるで転校生が学校になじんでいくような(何年前の話でしょうか?(笑))楽しい時間でもあります。

「高段者・重鎮の先生方」と書くと大変おっかない感じもするのですが、本当に年齢・段位関係なく
丁寧に接して頂いています。普段年恰好が似た仲間達と練習する機会が多いのですが
「ああ、こんな風に年齢と拳歴を重ねていければなあ」と感じさせて頂ける貴重な機会でもあります。

まだ合同練習に参加されていない皆さん、是非ご検討を!
また、入門をお考えの皆様にもいつか参加して頂けたらいいな、と心より思います。



と、楽しく練習している横で、緊張の面持ちの少年部拳士(実は一人は我が息子です)
パートナーとの技術試験に、画板を持った試験官が二人。。。。。。。。。
それは緊張するでしょうね。(笑) おかげさまで本日の受験者は全て合格でした。
可愛い子には旅をさせよ。(自分の息子だけではなく、我が道場の少年部拳士全てに
対しての感情ですが。。。) この緊張感が、皆にとって将来の自信になると確信しています。

2011年11月6日日曜日

11月6日

本日は日本武道館の大道場(アリーナ)で行われている
全日本学生大会に伺ってきました。

とは言いましても、今回は大学生の皆さんの大会。基本的に
我々は出身大学の応援と審判です。



自分自身が大学の少林寺拳法部出身でないことから
最初から最後まで学生大会を見たのは初めてでしたが
一般の大会と異なり、やはり大学のプライドをかけたアスリート
達の大会という色彩が強いように感じられました。

髪に白いものの混じる年配のOBの方達、学ランに
身を包んだ応援団の皆さんが大きな声で声援
を送る姿は、普段の大会では見られないものですが
非常に不遜な表現ながら「これもいいなあ」と実感。

大会が学生拳法部出身の皆さんにとっての同窓会
のような場なんだろうな?と感じました。願わくば
これらの学生さんたちが生涯スポーツとしての
少林寺拳法にも目を向けていただき、今回我々が
参加させていただいたように、学生さんを支える立場で
少林寺拳法に関わり続けていただければ、とも思いました。


2011年11月5日土曜日

11月5日


「朋、遠方より来る」

数年前まで当武道学園に在籍、その後現在は大阪に居を移し、出身大学の少林寺拳法部の指導をしているMさんが久しぶりに訪ねてきてくれました。 明日日曜日に予定されている第45回少林寺拳法全日本学生大会の応援のために前日入りして久しぶりに顔を見せてくれたわけです。 普段そんなに気にしたことが無いのですが、冒頭の言葉がふときになり、あらためて調べてみました。


「子曰く、学びて時にこれを習う、亦た説ばしからずや。朋有り遠方より来る、亦た楽しからずや。人知らずして慍みず、亦た君子ならずや。」

いろんな解釈があるようですが、共通しているのは「朋」とは単なる友達ではなく、同じ先生・学び舎で学んだ仲間、同じ釜の飯をくった仲間、という意味があるようです。そして、久しぶりに会った仲間が異なる場所と時間を経ても、同じ道を志し、そのレベルが上がっていることを喜んでいる言葉であるようです。

不思議なもので、芸事・特にわれわれのような武道は、少し拳を合わせる、あるいは組んでみることで相手のオーラのようなものを感じることがあります。僕自身は昨日Mさんと手を合わせることができなかったのですが、昔からそうだったダイナミックな動きが、年を経てさらに洗練されていることを感じました。「亦た楽しからずや」です。

その後有志で食事にでかけたようですが、これも御一緒できず。残念でしたが、またいつか是非。そのときは「あ、うまくなったな?」とちょっとでも思ってもらえるよう頑張らなければいけませんね。