「昼のお星はめにみえぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。」
言わずとしれた、金子みすずさんの「星とたんぽぽ」からの一節です。
今日の練習の最後に先生がおっしゃった言葉とオーバーラップします。
若干意訳もはいりますが、「講師の先生が言葉で示す動きだけでは無く、
言葉では語られぬ、土台となる動きを感じて欲しい」と言う内容でした。
先生方が肝心なところを隠して教えておられるわけではありません。
先生方にとってはある意味出来て当然で、言葉にするまでも
ないとお考えのような動きの中にこそコツがあり、それはいつまで
待っていても直接言葉として教えていただけるものでは無いという事。
つまり学ぶ者の姿勢を指しておられるのだと理解しました。
夢中になって指導者の言葉を追いかけることは当然大切なのですが
大切なのは新しい技術を乗せる土台としての基礎技術(或いは体力)
であり、それ自体は既に過去に教わっているのですが、どこまで
自分の物に出来ているかは人による。そこは教えてもらうだけでは
なく自分で意識しないと永遠に身に付かない。ということなのかとも思います。
厳しいと思うか、そこを刷り込んでいく過程を楽しいと思えるかでずいぶん
練習に対する印象が変わってきますね。私自身はとても楽しいと思います。
さて、本日の写真。我等が武道学園の廊下を歩いていて気がついたのですが
この建物に、図書館があったとは初めて知りました。20年近いこの道場での生活
知っているつもりで知らないことは意外にあるものです。
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